<概要・要約>
議案7号|監査委員選任の同意
(補足:監査委員=財務等の監査を行う独立的役職)
- 論点
管理者(蕨市長)が今井良助氏の選任同意を求めたが、過去の「公費出張中の観光」「兼業・兼職の疑義(地方自治法第92条の2)」「一部旅費返還・本会議での謝罪」等の経緯があるとされる。 - 質問(確認点)
- 右記の過去事実は事実か。
- 事実であれば、監査委員としての適格性はあるのか。
- 管理者側の回答
「引き続き監査委員の職を担っていただきたく、選任の同意をお願いしている。」 - 要点
適格性の判断根拠・基準(再発防止策、利益相反管理、職務倫理)を明確化する必要がある。
議案13号|議員報酬改定
(改定幅:第4条2項「100分の220」→「100分の225」=増額)
- 論点
生活実感が厳しい中での増額の妥当性(仕事内容・責務とのバランス)。 - 質問(確認点)
- 改定理由(なぜ今か)。
- 積算根拠(比較基準・算定式・外部データ)。
- 妥当性に関する管理者の見解。
- 採決結果
反対:2名(河合ゆうすけほか1名)/賛成:その他全員 → 可決(引き上げ)。 - 要点
算定式・比較対象(近隣団体・職責比較)・頻度の公開が望まれる。
議案14号|管理者・副管理者の報酬改定
(改定幅:第3条2項「100分の205」→「100分の210」=増額)
- 論点
市民生活が厳しい中で、管理者(蕨市長)の報酬増額の妥当性。 - 質問(確認点)
- 改定理由(成果・役割変化・市場比較)。
- 積算根拠(評価指標・第三者性)。
- 妥当性に関する管理者の見解。
- 採決結果
反対:1名(河合ゆうすけ)/賛成:その他全員 → 可決(引き上げ)。 - 要点
成果連動の有無、第三者評価の導入、時期選定の合理性が論点。
まとめ
- 監査委員選任は、過去事案の事実確認と適格性判断の基準提示が不可欠。
- 議員・管理者の報酬改定は、理由・積算根拠・比較基準・時期の説明責任が鍵。
- いずれも「透明性(根拠開示)」と「納得性(基準の一貫性)」の確保が今後の争点。
<答弁文字起こし>
■蕨・戸田衛生センター組合議会で管理者である蕨の市長(共産党)に質問を致しました
・議案7号
蕨戸田衛生センター組合監査委員の選任の同意について、管理者(蕨市長:頼高英雄市長:共産党所属)が今井良助氏を選任したいとして議会に同意を求めました。しかし、今井氏は、過去に、以下のような問題があったようです。
「今井良助議員は全国都市問題会議を途中で抜け出して小樽へ観光を行ったこと、また、この旅行業務に今井議員が関係し、(地方自治法第九十二条の二の)兼業・兼職の疑義を市民に与えたことを本会議場で謝罪しました。」「この公費出張中に観光に行っていた事件において、~、関係した議員に対して「出処進退を求める決議」を賛成多数で可決しました。」「観光に行ってしまった議員(今井良助含む)及び職員二人は旅費の一部を返還しました。」
私、河合ゆうすけはこの問題を議会で質疑致しました。蕨の市長が選任しようとしている今井氏に監査役としての適格性はあるのかを問うたところ、回答は「引き続き監査委員の職を担っていただきたく、選任の同意をお願いしている」との回答でした。
・議案13号
蕨戸田衛生センター組合議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例第4条2項中「100分の220」を「100分の225」に改める旨の議案について
すなわち議員報酬を上げるという議案です。私、河合ゆうすけは、これだけ市民が生活に苦しいと声を上げている状況で、議員の報酬を上げることに抵抗がありました。そこで私ともう一人の議員は反対をしたのですが、他の議員は全員賛成をしたので議員報酬は引き上げられてしまいました。
・議案14号
蕨戸田衛生センター組合管理者および副管理者の報酬等支給条例の一部を改正する条例第3条2項中「100分の205」を「100分の210」に改める旨の議案について
すなわち管理者(蕨の市長:共産党所属の頼高英雄氏)の報酬を上げるという議案です。これだけ市民が生活に苦しいと声を上げている状況で、市長の報酬を上げることに納得がいきません。
そこで私、河合ゆうすけだけは反対をしたのですが、他の議員は全員賛成をしたので市長の報酬は引き上げられてしまいました。
■議案7号
蕨戸田衛生センター組合監査委員の選任の同意について、
管理者(蕨市長:共産党所属:頼高英雄市長)が今井良助氏を選任するとして議会に同意を求めています。
しかし、今井氏は、過去に、以下のような事柄があったと検索すると出てきます。
・議会最終日の二十六日、今井良助議員は全国都市問題会議を抜け出して小樽観光を行ったことと、この旅行業務に今井議員が携わり、(地方自治法第九十二条の二の)兼業・兼職の疑義を市民に与えたことを本会議場で謝罪しました。そのうえで、このような兼業・兼職については今後いっさい慎むと述べました。
この謝罪と、兼業・兼職を行わない約束が公開の議場で行われたことを受け、志村茂議員など十人が提出していた「今井良助議員が係る請負業務等に関する調査に関する決議」は取り下げられました。
この「決議」は、今井議員が取締役を務める有限会社今井商事(ジョイフル観光)が、蕨市等から旅行業務を請け負った(単なる切符の手配にとどまらない)ことは、地方自治法第九十二条の二の議員の兼業禁止規定に抵触する疑いがあることから、地方自治法第百条に基づく強制調査権のある特別委員会(百条調査特別委員会)を設置しようとするもので、志村茂議員が提出者、その他日本共産党四人、市民ネット21三人、市民連合二人の計九人が賛成者になり、二十二日に議員提出議案として提出していたものです。
・埼玉県蕨市議会の定例会が一日開かれ、公費出張中に観光に行っていた問題で公明党の石毛由美子議員が八月九日付で議員辞職したことが報告されました。また、関係した三議員(他会派)に対して「出処進退を求める決議」を賛成多数で可決しました。
石毛氏はじめ四人は、七月二十、二十一日に札幌市で開かれた全国都市問題会議=全国市長会など主催=に公費で参加しながら、途中で会議を抜け出して小樽市内を観光していました。
七月末の臨時市議会で事実が発覚し、観光に行った議員四人(石毛氏のほか今井良助、田中鐵次=以上新政会、池上東二=市民ネット二十一)と職員二人は、旅費の一部を返還しました。
監査役としての適格性を判断するうえで把握しておきたいので、
質問です。上記事実は本当か。本当であった場合に、監査役としての適性はあるとお考えか。管理者の見解をお示しください。
■議案13号
蕨戸田衛生センター組合議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
第4条2項中「100分の220」を「100分の225」に改める旨の要するに議員報酬を上げるという議案です。
これだけ市民が生活に苦しいと声を上げている状況で、議員の仕事内容と報酬のバランスに鑑みたときに報酬を上げることに抵抗があります。
この議案の理由と積算根拠をお示しください。また報酬を上げることが妥当と考えるか管理者にご答弁を求めます。
■議案14号
蕨戸田衛生センター組合管理者および副管理者の報酬等支給条例の一部を改正する条例
第3条2項中「100分の205」を「100分の210」に改める旨の
要するに管理者(蕨の市長:共産党所属の頼高英雄氏)の報酬を上げるという議案です。
これだけ市民が生活に苦しいと声を上げている状況で、管理者の仕事内容と報酬のバランスに鑑みたときに報酬を上げることに疑問が生じます。
この議案の理由と積算根拠をお示しください。また報酬を上げることが妥当と考えるか管理者にご答弁を求めます。